漫画「王様ランキング」全巻買ったらいくら？まとめ買いの最安値は？

主人公がとってもいい子です。巨人族とか、王様ランキングとか全然違う世界だけど我々の現実と重なる部分がある。両親はすごいけれど一人だけそうじゃなく生まれてしまったという方、医者の家の落ちこぼれとかに読んでもらいたい。巨人族に生まれたのに小さい。力も弱い。更には耳が聞こえないといった身体的なハンデも背負っている。だけど頑張ってます。

とにかくけなげなんです。素直で優しいのです。それでも頑張ろうとする強い子です。その姿を見ていると、自分も頑張ろうときっと思えることでしょう。確かにこの作品のようにうまくいく世の中ばかりとは限らない。でも、頑張る姿に読者たちは感動したはずです。それでうまくいかなくたって、周りが責めることはないでしょうし自分なりにも納得できるんじゃあないですか。いろいろと勉強になる作品。

教科書に出てきてもいいのでは。今や漫画は日本の文化、小説作品だけじゃなくこういうのも掲載してもいいと思えます。絵は、素朴です。もっとほのぼののんびりといった感じに見えるから良い意味で裏切られる。好みも別れるかもしれませんが、素朴な絵だからこそ伝わってくるものがあると思えます。いろいろと大切なことが詰まっていて、それでいて面白い。

王様ランキングで非常に感じることは王子の健気さやひたむきさです。ハンデを持って生まれた王子が自分ができることを一生懸命努力している様を見ると親の立場からすると泣けてきます。王様の父親が怪力無双で敵無のような王様であり主人公のボッジは真逆のような存在です。

ただネタバレになるので書けませんが王様の強さとボッジの弱さの秘密が関係しています。真実は後半で知ることになりますが、そんな非力なボッジに対してきつい見た目の母親は実はボッジのことを非常に心配しながらも愛していたり、カゲという魔族の友達がいますが、ボッジの状況を同情しながらも命がけでボッジを助けるのには友情の大切さを気づかされます。中でもホクロという一般兵士のことが大好きです。

母を亡くし墓前で悲しみに暮れていたホクロに母親にプレゼントしようとしていた花をホクロに渡しましたが、ホクロはそのボッジのやさしさに大感激し命がけで冥府に行きますが、私も同じ気持ちになりました。ボッジのやさしさは王の懐の深さがあります。また非力ではありますが戦いに勝つために工夫もしています。

このハンデに負けない心の強さ、努力の大切さ、友情の重要さを描いた本作をたくさんの若者に読んでもらいたいと感じました。アニメ版はアニメーションが非常に美麗ですが、漫画版は子供向けの絵本のようで大好きです。

読み始める少し前からタイトルは知っていたのですが絵柄がなんとなく子ども向けな気がして躊躇していた作品。ただレンタルショップの漫画ランキングで上位にランクインしていたのと、特に他に借りたい漫画がなかったので「まあ試しに2巻くらい借りてみるか」とレンタルし読んでみました。

こんな感じで本当にただのそのときの気まぐれで何となーく読んでみたのがきっかけでしたが読んでびっくり。作画の雰囲気はやはり当初の印象通り子ども向けな印象は否定できませんでしたが大切なのは内容です。本命の中身はぜひ「大人にこそ読んでほしい作品」といったお話でした。ゆっくり読もうと思ってた2冊もあっという間に読み切ってすぐにハマってしまい、返却日を待たずしてレンタルショップへ返却。

すぐに続きをまとめて借りて一気読みしました。物語では社会の不条理さや生まれながらにしてそれぞれが抱える問題が切々と描かれており、でも悲しいだけではなくそれに立ち向かおうとする逞しさに心打たれるお話になっています。

主人公はもちろんですが主人公を取り囲む周りのキャラクターそれぞれに物語があってついつい感情移入してしまいますし、それぞれがとても魅力的なキャラクターですので「好きなキャラクターは？」と言われると「あのキャラもいいし、このキャラもいいし、、」と悩んでしまうくらいです。あまり書くとネタバレになってしまいますので書けませんが読んで絶対に後悔はしないと言い切れます。おすすめです。

子供がテレビでアニメを見ていた際に偶然一緒に見て、ちょっと気になるアニメだなと思い、漫画を読んでみたら凄く面白かったので、今も継続的に購読しています。最初は主人公が子供であるということやアニメの絵の印象から子供向けの作品かと思っていたのですが、陰のあるストーリーで人間の業の深さを感じさせる非常に渋い作品です。

ちなみに、アニメを見てから漫画を見ると絵の印象が随分違うことに驚かされるかもしれません。率直に言って、漫画の絵はあまり上手くはないですが、それが却ってこの作品の陰の部分を更に強く感じさせているような気もします。徐々に謎に包まれた世界観や過去の出来事が明らかになっていく展開も次が気になって早く続きを読みたいという気持ちにさせられます。

一方で友情、親や兄弟などの肉親の愛情、仲間や家臣との信頼関係といった感動する要素も多々あり、色々と考えさせられるストーリーになっていると思います。主人公であるボッジの境遇は決して恵まれているとは言いがたいのですが、自分の特徴を理解し、知恵を振り絞って考え、努力を積み重ねることで強くたくましく成長していくという主人公の成長が本作品の最大のテーマだろうと思います。まだ完結していないので、これからどうなっていくか、残された謎も多く、続きが本当に楽しみな作品です。

子どもから大人まで、男の子でも女の子でも、日本国民全員におすすめの作品です！最近の風潮は楽して儲けるコスパ重視ですが、頑張るということがいかに尊いか、そしてその頑張りが周りの人をも熱くしていく、という物語に感動すること必至でしょう。

主人公ボッチは一見するとダメダメの人間です。名前の通り、いつも一人ぼっちです。しかし彼の頑張りがカゲの心を揺さぶり親友となり、そして一緒に大きな難題に立ち向かっていきます。カゲはその名の通り、影や陰で、社会的には薄暗い存在です。

しかし、カゲの存在がボッチを心を照らしていきます。この作品はボッチという主人公の頑張りと、カゲの親友としての頑張りが読者の心を打ちます。また読み進めると、重要な登場人物の名前が意味を持っていることに気が付きます。ボッチの父親はボッス（ボスか？）、継母はヒリング（ヒーリング：癒しか？）、異母兄弟はダイダ（代打か？）など、推測しながら読むのも楽しいです。

この作品では、ボッチの頑張り以上に、彼の周りの人の心がきれいで善意があることに感動します。現代社会は、人を見れば疑え、という性悪説ですが、この作品は、人をもう一度信じてみたくなる、そんな心あたたまる作品です。

無料漫画ということでネットで連載があり何気なく目を通してみていたものだったのを覚えています。いい漫画は商用誌で連載されているものが多いため課金する必要があり、課金があまり好きではないので、漫画をあまり読まなくなった時期にこの王様ランキングを読み始めました。それゆえに、まったく期待していませんでした。

王様ランキングは絵もあまりきれいでない印象で、ストーリーの展開も最初の方は少し強引なところもあったような感じがあります。ジャンルは中世時代を連想させるような冒険だと思いました。印象的だったのはその絵のうまくない部分が逆に生かされて、主人公にも感情移入できてしまう点がある点です。

最近の日本の若い人たちや、生きていく中で不満が多く大変な人、親ガチャなどの言葉もありますが出生が恵まれていない人などにはかなりお勧めで面白いと思いました。私も仕事でうまくいかなかった時期もあり、そんな状況の中で読んでいたので夢中になって読んだのを覚えています。

読んだ当初は今のように話題になるとは思っていませんでしたし、ありがちな展開になると思って途中で没になるような感じがしましたが、それを裏切り、読んでいくにつれてどんどんストーリーも面白くなったのでいい作品だと思います。

少しだけ懐かしさを感じる絵柄に、分かりやすい世界観、耳が聞こえず話すことの出来ない王子・ボッジと影の一族の生き残りであるカゲ、二人の関係が友情という簡単な言葉ではくくれないほどに深くて、とても感動します。ただ感動させるだけの漫画ではなく、少年漫画などの王道展開である主人公の成長も物語に組み込まれていることもあり、物語の途中ではハラハラして早く次のページを捲りたいと思うことも少なくはありませんでした。

やや重ための設定ではありますし、物語の流れも暗くなってしまう部分もあるのですが、どの場面でも必ず何かしらの優しさを感じることが出来るのも、心が沈んでいる時でも安心して読める部分かと思います。どの登場キャラクターもとても魅力的で、優劣を付けることは出来ないのですが、その中でも私が一番大好きなのはヒリング王妃です。

厳しさの中にある優しさが正に母親然としていて、最初の方こそ意地悪な継母ポジションで血が繋がっていないボッジを苛めているのかと思っていたのですが、その全ては彼女がボッジを大切に思っているからこその言動だと知った時、前が見えなくなるほどまでに涙が溢れてきたほどです。回復魔法をかける時に物凄い形相になってしまうのもまた、彼女の魅力だなと思いました。

この作品の魅力は、登場人物たちの個性的なキャラクターと、緻密なストーリー展開にあると思います。各キャラクターが自分の目的を達成するために戦い、優勝を目指すという構成は、非常に興味深く、深い思い入れを持って彼らの戦いを見守ることができます。

登場するキャラクターたちが持つ異なる特技や能力は、戦いをよりエキサイティングにし、読者を飽きさせません。特に、主人公の青木ヶ原徹が持つ「ファイティングポーズ」という能力は、独特な世界観を生み出し、印象的でした。


さらに、作品中には登場人物たちの過去や、それぞれが抱える問題や苦悩が描かれており、彼らの人間味や複雑な心情にも触れることができます。これらの描写は、登場人物たちの戦いに深みを与え、作品全体の魅力を高めています。ただし、一部のシーンで暴力やグロテスクな表現があるため、苦手な人には避けるべきかもしれません。

また、作品中には登場人物たちの名前や特技の説明が多く、読みにくい場面もあるかもしれません。「王様ランキング」は、登場人物たちの戦いや成長、友情や敵意など、人間ドラマが詰まった作品であり、多くの読者を魅了すること間違いなしの作品だと思います。漫画ファンやアクション作品好きな方には、ぜひ読んでほしい一作です。

王様ランキングを読んだ際の最初の感想としてはずいぶんシンプルな絵柄だなというのが最初の感想でした。アニメ版に関してはアニメーションをふんだんに使って別物のような作品になっていますが、漫画版は子供向けの絵本でも通用するような優しい絵のタッチになっています。しばらく読み続けていると涙が止まらなくなりました。

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、王子のひたむきさと王子を馬鹿にする人はたくさんいますが、王子を応援する部下や仲間、非常そうな顔をしていながら一番息子を心配している母親に意外さを感じました。王子の成長譚なのですが、その過程が少年向け漫画と思えない苛烈さです。

最近多い異世界転生のご都合主義と違い、本作の世界観に都合の良い内容はなく、非常に制約が多くハラハラドキドキしながら見れます。異世界転生のようにチート能力があるとかではなく、一時的に強くても副作用があるような形が多いです。

王子は苦難に立ち向かうたびに挫折をするようなめにあいますが、仲間たちに助けられながら成長していきますが、その１つの成長をするたびに涙が止まりません。私も人の親ですが自分の子供と重ねてみてしまいます。障害を乗り越える大切さを教える一作だと思います。