ばらかもんの電子書籍が安い！おすすめアプリは？全巻無料で読める？

元々作者であるヨシノサツキさんの漫画はギャグが面白くて大好きでした。しかし、『ばらかもん』はギャグ漫画としてだけではなく、主人公の半田清舟の成長物語としても最高の作品でした。思い込みが激しく、地道で努力家だからこそのプライドでガチガチに固まってしまっていた書道家の主人公が、島民との交流を経て、どんどん自分の視野の狭さを自覚していきます。その様子が自分のことでいっぱいいっぱいな自分と重なり、私も『大人』にならなきゃなぁと思ってしまいました。

とはいえ、コメディ漫画なので、主人公の鬱憤や苦悩はコミカルに描かれています。読んでいて気持ちが暗くなることはなく、登場人物たちの会話もテンポが良いので、楽しく読み進められると思います。主人公の設定が『天才書道家』でありながら、彼の持つ悩みは非常に人間らしい『凡人感』や『他者から認められる難しさ』なので、親近感が湧いて、とても共感しやすかったです。

巻が進むほど主人公の人間的な魅力が高まり、でも根本的な善良性や面白さは損なわれず、読めば読むほど愛着が湧いてきます。主人公だけでなく、他の島民たちも魅力的ではありますが…。個人的には田舎に住むさまざまなお婆さんが好きで、キヨばあの話の後は田舎の祖母に会いに行きたくなりました。何度読んでも面白い、最高のハートフルコメディだと思います。

初めてばらかもんを読んだ時に率直に思ったのは、「うらやましい」でした。移住するほどの体調も勇気もないのでただ田舎に憧れているだけなのですが、そういうところに住めるのはいいなと。アニメも見ましたが、半田先生の声が小野大輔さんで合っており、漫画を読み返す度彼の声で半田先生の声が再生されます。また、なるが可愛くて好きです。子供ならではの動きだったり、方言が可愛くてほっこりします。

ばらかもんを読んで感じるのはやはりこの「ほっこり」ですね。海の近くに住んだことがないので、住んでいたらこんな感じなのかなと想像します。書道がテーマでもありますが、私は習字がまるでダメで、小学生の時にはあまり楽しい思い出がありません。半田先生がなるに、習字じゃなくて書道だと言った時、ああ、この違いも私は意識してなかったなと思いました。

なかなかに静かでテーマにしにくいものを漫画で描くのだなと思ったのですが、五島列島の魅力も相まって面白く仕上がっているのがすごいなと思います。絵柄も好みなので、半田先生が高校生の時の話も読みました。こちらもアニメを見ましたが、なぜ声優が変わる！？と驚きました。きれいな絵なので見ていて飽きません。

結論から述べさせてもらうと、味がある・あこがれる・共感できるという点が多く大好きな作品になりました。この作品を読んでいると（ああ、確かにそうだよな）という気持ちや、（誰しも経験したことがある問題かもしれないけど、こういう風に収束できれば素敵だな）といった温かい感情が自分の中から湧き出てくることが実感できるような作品でした。

また、人間である以上変わらずにはいられないことが多々ありますが、作中での事象への向き合い方がとても印象深く残っています。私がうまくできなかったり、どうすればよかったのだろうと悩んでいた点に近しい表現も作中でありましたが、この作品を読んで納得出来たり、そういう考え方ができていたらよかったのだなとか、自分の今後の生き方の指標のようなものも感じ取れるようになりました。

最終巻が出るころには、楽しみという感情よりも【終わらないでほしい】という感情が大きかったのを覚えています。それでも、最初に述べた点が最後まで一貫して感じ続けることができて、とても面白かったです。途中からは面白いというよりはスッキリやほっこりという言葉がしっくりくるような作品です。私は大学生のころに友人から紹介してもらいこの作品の存在を知りましたが今では大ファンで、もしも続編などが出るのであれば絶対に購入し続ける超オススメ作品です！

とにもかくにも半田先生の人間的な成長に心を掴まれました。はじめは堅苦しいと言うかちょっぴり尖ったところが見受けられたけれど、島に移住して生活していくうちにそういったものがなくなっていき、一人の人間として生き生きしているように見受けられたのがたまりません。率直に随分と丸くなったなと思いました。また、書道家としても大成したと言っても過言ではないでしょう。

それまでのスタイルとは大きく変わったかもしれません。しかし、展示場で指摘された言葉通り、昔のスタイルは半田先生の書道とは呼べなかったが故に、半田先生だけのオリジナルの書道にようやくたどり着いたということが本当に感動的でした。一方、なるちゃんをはじめとする島の人たちとあっという間に馴染んでいて、実に微笑ましいやり取りの数々に癒されたのは言うまでもありません。

誰もがよそ者の半田先生のことを当然のように受け入れてくれて、まるで家族みたいに接してくれていて、その温かさにやはり胸が熱くなりました。田舎ならではの習わしや文化などに触れて驚いた表情を見せる半田先生が何だか新鮮で、私自身が田舎育ちとあって都会人の反応のひとつひとつを心から楽しんでいられたのかもしれません。

書道をメインに持ってきた漫画を読むのが初めてでしたが今期のドラマで「ばらかもん」を見たのがきっかけで原作の漫画も読みたくなり、はじめから読み始めました。今まで都会で育ってきた半田先生が田舎に自分らしい書道を見つける。自分を見つめなおす物語なのかと思っていましたがこの半田先生、郷の子供たちと気が合うのか、書道よりも子供たちと遊ぶのに忙しく毎日をすごし、中学生の女子たちに遊ばれてる感がおもしろい。

なかでも郷の小学生のなるとは、気が合うのか兄妹みたいでほっこりとした気持ちになります。登場人物もそれぞれが個性豊かで誰もかれもが欠かせない人たち。中でも私は、半田先生のお母さんと郷の女子中学生のタマがお気に入りです。お母さんの異常なまでの息子愛、タマのときどきとんでもない妄想に走ってしまう姿がおもしろくて何度も読み直してしまいます。

でも、やっぱり読み続けるたびに半田先生となるの絆が強くなる感じがこの物語の醍醐味だなあとも思います。半田先生にとってなるは、自分らしい書道ができる力の源でなるにとっても半田先生は、元気の源なんだなあと二人の関係がちょっと羨ましいなあって思ってしまう自分がいました。二人の物語は、これからもずっと続いていくんだろうと思いたいです。

島っていいなって思えました。引っ越しのトラックがやってきただけでもの珍しそうに子供だけじゃなく大人たちだって集まってくる。一緒になって全然知らない人の引っ越しを手伝ってくれる。よその子が遊びに来る。昭和かというような状態が令和の今でも続いているんでしょうね。何しろ作者が島出身ですから、その辺りはリアルでしょう。

隣に誰が住んでるかもしれず、我が子が近所の若い男性の家に入り浸っていたら何か間違いがあったらと血眼になって探して怒り狂う母親。そんな都会暮らしからやってくると島って本当にいいなと思えます。もちろん、島だからこその不便さもたくさんあるし暮らしたら暮らしたで嫌な部分もたくさん見えてくる。だから若者は出て行ってしまうのでしょうが。

そんな島での暮らしで、少しずつ変わっていく主人公がいいです。まさにハートフルコメディー。見ていてほっこりして、楽しくなります。書道家の先生という普通にはない設定もいいなと思えます。見知らぬ大人でも地域の子供たちと触れ合える場がいくらでもあれば、悩みを抱えていても相談に乗ってもらううちに解消するでしょうし、あたたかな暮らしが取り戻せるのでしょうがなかなか都会には難しいんでしょうね。

書道家の半田が都会から島に移り住んでからの成長の過程が描かれたこの作品は、私にとって大切な存在です。この物語は、島民たちとの交流を通じて変わっていく姿に感動を覚えます。主人公の内面の葛藤、そして異なる文化や風習との出会いが、読者の心に共感を呼び起こします。

半田の内面の成長を象徴しており、読者も彼とともに成長していくような感覚を抱かせてくれます。私は子供の頃からこの作品を愛読しており、大人になった今でもその魅力に引き込まれており、年齢を問わず楽しめると思います。ただ子供の頃と大人になった今とでは、物語から受ける印象が異なります。子供の頃は純粋な驚きや面白さが強かったのに対し、大人になった今では、深い感動や共感を覚える部分が増えたように感じます。これは、作品が読者の成長に合わせて寄り添ってくれる証拠かもしれません。

また、本作のスピンオフ作品「はんだくん」やアニメ化、ドラマ化など、関連するコンテンツが多く展開されていることも、この作品の魅力の一つです。半田の高校時代や、彼と島民たちの交流を掘り下げた内容は、原作と連動しつつも新たな視点から楽しむことができます。アニメやドラマを通じて、物語が映像化されることで、より一層作品の世界に引き込まれます。島民たちと半田の関係性も、この作品の魅力の一つです。お互いに影響を与え合い、成長し合う姿は、人と人との交流が持つ素晴らしい側面を表現しています。

半田が島民たちと触れ合う中で、お互いの違いを受け入れ、助け合う姿勢が描かれています。これは、現実の人間関係にも通じる普遍的なテーマであり、深く心に響きます。この作品を読むたびに、心温まる気持ちになり、微笑ましさや感動に包まれます。笑いと涙、様々な感情が交錯する物語は、読む者に多くの思索を与えてくれます。漫画に描かれた島の風景や人々の心情が、読者の心に鮮やかに蘇り、大切にしたい言葉や感情が沢山ある作品です。

東京で問題を起こした書道家が、父親の勧めで西端の島で暮らすことになるのですが田舎でのスローライフがこうだったらいいなと思えるような漫画でした。私も田舎と都会両方に住んだことがありますがこの作品を読んだ時には都会に住んでいたので歳をとったら田舎で余生を過ごしたいと思いました。

書道をやったことがなかったのでこの作品で書道がどのようなものなのか少しは理解できるようになったと思いました。主人公が偉大な父親の息子で英才教育を受けて育ってきたのですが大変なこともあるが田舎のスローライフのおかげで少しづつ重圧から解放されていくのが分かりました。主人公の母親も出てくるのですが非常に子供っぽくてうんざりしたのですが、島の子供たちはなるや浩志を筆頭にみんないい子であざとさが全くないのが本当にいいなと思いました。

田舎の子供たちは都会の子供たちと比較していい子なのが本当にいいなと思いました。田舎に住んでいたころの友達は都会の子供と比較してあざとくなかったんと思いました。この作品に出合って田舎よりも都会の方が良く住みやすいと思っていた自分が少し恥ずかしいなと思いました。余生は奥さんと幸せに田舎で暮らしたいなと思いました。

ばらかもんは書道家の主人公がスランプに陥り、友人の勧めで長崎の五島での生活を始める物語です。都会で暮らしていた主人公があたふたしながらも、島の方々の(田舎ならではの)距離感や温かさに心を動かされていくところがみどころの作品です。主人公の心を大きく動かす存在として、小学生の女の子がいます。その子の無邪気さや主人公のことを本気で気に入って慕っている姿が本当にかわいいんです。

その他にも、島に住む癖のある女子中学生や主人公のお世話をしてくれる家族など、魅力的なキャラクターが多く登場します。その中で、本業である書道に対しての向き合い方も変化していきます。都会で過ごしているときは、窮屈で大会で賞をとることに必死になって、疲弊していた主人公ですが、五島での生活を通して、型にはまらない自由な気持ちを手に入れて、書も変わっていくんです。

卑屈だったり、つっこみどころのあるのに、奮闘して頑張り屋な主人公を見ているとついつい応援したくなってしまいます。基本的には島で過ごす和やかな日常が語られていますが、家族の絆や友人関係のことだったり、くすっと笑えたり、ちょっと感動したり、心が洗われるようなストーリーになっていると思います。

主人公の才能溢れる部分と不器用なキャラクター設定が際立つ、書道家として、人間として成長していく人間ドラマが面白い、画期的な漫画だと感じました。才能に恵まれた主人公がとんでもない素行不良を働き、強制的に都会から田舎で暮らすことになるという入りが、この先どういう風に話が展開していくのかワクワクしつつ、都会と田舎のギャップに翻弄される主人公を見ていて、ついつい共感してしまう部分があったりと、色々な面白い要素が詰まった、退屈せずに一気に読める作品でした。

都会とは全く異なる田舎という環境で様々な経験を積んでいくうちに、人間性を成長させ、素行不良を行ってしまった人へ謝罪に行ったり等、主人公の素直な面と、成長した実感が得られたような場面が感動し、一層主人公に対して好感を持つことができました。

優秀で才能あふれる主人公の部分と、やや抜けていて、自分の思っている事とは真逆の結果を出してしまう部分があったり、田舎の文化に戸惑いながらも徐々に馴染んでいき、上手く生活しているという様が、読んでいてほのぼのすることが多かったです。ほのぼのしつつ、しっかりとしたストーリーの軸がある漫画で、読み応えバッチリな作品ですので、面白い漫画を探している方へ是非一度読んでほしい作品です。

「ばらかもん」の魅力はなんといっても自然あふれる離島の魅力と、そこでのびのび暮らす人々の大らかさ。舞台となる島のモデルは作者が生まれ育った場所であり、細かい描写にリアリティーを感じます。島に移住してきた若き書道家・半田清舟と、天真爛漫なおてんば娘・琴石なるを中心に物語が展開されるのですが、毎日ドタバタ楽しむ二人を見ていると自然と笑顔が零れ、仕事や私生活で失敗した時も、元気を分けてもらえました。

特になるの可愛さは天下一！くるくるコロコロ表情がよく変わり、見ていて全く飽きません。モラトリアム真っ只中な半田の青臭い葛藤も、周囲とギャップを生んでいて笑いを誘いました。島の住民たちも個性的で、彼等との交流を通し一人の青年が成長していく姿にじーんとします。

半田の親友・川藤がこれまた良い味を出しており、ある意味正反対だからこそ理解し合える、二人の過去エピソードには心が温まりました。からっと笑えるコメディをお探しの方、島の人情に触れたい方は手に取って損ありません。基本悪人が出てこないのもストレスフリーで読める秘訣です。海と山に囲まれた田舎を友達と駆け回り満喫する、元気一杯ななる達の日常に癒されてください。

五島での生活や長崎の風習、方言が漫画に描かれており、九州に住んでる側としては納得する場面もあったので面白かったです。なるのあどけない姿には、ほっこりさせられて癒されるし見ていて飽きません。

主人公の書道に対する葛藤がありながらも、環境を変えて、自身を見つめ直して何かを成し遂げようとする姿や子どもや島の人達と関わる事で追い詰められていた気持ちに余裕ができ、初めの時としたらなるやなるの友達にも心を開いている姿が見られるようになったなと思いました。

人生いろんな悩みを抱えていっぱいいっぱいになることもあるけれど、息抜きをして自分を見つめ直したり新たな道を切り開いていくためにも環境を変えてみることは良い事なのかなと思いました。漫画ではあるけれど、島の人の温かさも感じられるし、カメムシが出てくる場面に関しては、そういった取り方があるんだと個人的には初めて知った事もあったので面白さだけでなくプチ学びもある漫画なのかなと思いました。

この漫画のような環境で私自身も過ごしてみたいと思ってしまいました。なるを見ていると幼少期に戻りたくなります。この漫画を見て面白いなと思いながらも、追い詰められた時の対処法を教えてくれているように感じました。

この漫画は人生を考えさせられる漫画だと思います。どうやって人生を乗り越えていけば良いのか、今眼の前にある問題の乗り越え方を島の人々との暮らしを通して解決するヒントを掴む漫画になっています。

島国での生活がベースになっているのでハラハラドキドキはありませんがのんびりと読んでいける漫画になっています。人に対してどうやって向き合うことが必要なのか、人間関係がいかに大事な事なのかと勉強になる部分は多いと思います。

イラストもキレイなので読みやすいですし特別な知識も必要が無いので子供から大人まで広い年代で読むことが出来ると思います。主人公が島の生活を通して少しづつ成長していきますが、自分の生活に置き換えて確かに似たような悩みが自分にもあるなと感じながら読んでいると、このあとどうなるんだろう、どうすれば良いのかと考えながら読むことが出来ます。

島の人が主人公の私生活にどんどん強引に入っていく様は少し羨ましくも感じますし都会で生活しているとなかなか体験できない人間の付き合いだなと感じます。この漫画はゆっくりとしたストーリー展開なので気楽に読むことが出来ますし少し疲れたときやリラックスをしたいときにおすすめの漫画になっていると思います。